カード式オルゴールを買って東方曲その他鳴らしてみた記録

昔からオルゴールの音色は好きで、観光地にオルゴール館なんてあるとつい入っちゃったりしてたんですが、やはり既製品はどうしても当たり障りのない曲ばかりで、どうせなら自分の好きな曲を聴いてみたいって気持ちはずっとあったんですよね。

そんな時知ったのがカード式オルゴール、パンチ穴をあけた紙を自作すれば好きな曲を鳴らせるってものです。

これ、簡単に手に入る物だと20音位で半音もならせない簡易的な物しかなかったんですが、唯一ここで扱ってる33弁オルゴールだけは半音もならせるんですよね。
※今調べてみたら、30音の格安の中国産カードオルゴールもあるみたいです。
 手ごろに試して見たかったらこっちもアリかも。

www.01.246.ne.jp

ただ、欲しいと思っても結構値段も高く、何よりしばらく休業で生産しておらず手に入らなかったため諦めてたんですが、最近ついに再生産を開始したとの事で思い切って注文してしまいました。

発注の際は、調律を平均律中全音律か選べるのですが、激しく移調を繰り返す東方曲を作ろうと思ったら平均律しか選択肢はありません。
(この機会に調律について初めて勉強したんですが結構面白いっすね…人類の音階に対する苦悩が詰まってる。)

無事予定通りの2週間程度で品が届き、早速デフォルトでついている曲を鳴らして見ると非常に良い音が響きます。
固くて大きい板の上に置いて鳴らすと音量が増幅されてなおよし。

商品にオルゴール譜面制作ソフトも同封されているため、早速インストールして、一曲打ち込んで見たのがこちら。

最初穴あけが果てしない作業になりそうだったものの、慣れれば数秒で1穴開けれるため、無心でやれば1時間程度で作れました。
素晴らしい音色で満足。

続いて作ったのがこちら。

いや冷静になんで俺はこの曲を作ろうと思ったのか。
多分、カード式オルゴールの構造的に全部の音が1度なるんですが、それが「さらば!」を選んだ時のガーンって音に似てるから…とかそんなんでしょうか。
後は1ループが短くて簡単に作れそうだったからかな。
多分本物のオルゴールでこの曲鳴らしたのは世界で俺だけだと思います。

そして3曲目がこちら。

この曲は、こちら(北方幻視林_top)でオルゴールアレンジをしてくれたMIDIが公開されていたので、これ幸いと33弁に合わせて軽く移調や音の取捨選択だけしてフルで印刷してみた所、総全長3m位のとてつもない譜面が出来上がってしまいました…
演奏するだけでも腕がつかれるので、2枚くらいに分けても良かったかも。
ただやはり音色は満足。

 

動画じゃなくて生で聴くとなおさら味があるので、オルゴールが好きである程度お財布に余裕がある人は良かったらお試しください!