超絶おいしい秘伝の春巻き

自慢という訳ではないのですがうちの母は結構料理が上手く、振り返ってみても子供の頃から結構美味い物を食わせて貰っていたと思います。今でも強烈に思い出に残ってるおいしいレシピはいくつかありますが、その中でも筆頭候補に挙がるのが今回紹介する春巻きです。いくら母の料理が美味いとはいえ、しかるべき店でしかるべき金を払って食べる料理に比べられば流石にという所ではありますが、これだけは未だに実家の味を超えるものを食べたことが無いと言えるレベルです。

より正確に言えば、春巻きという料理にジャンキーで薬物的な美味しさを持ち込んだせいで、中華料理屋が自信をもって出す手間暇かけた春巻きが食えなくなってしまったというのが正しいかも。

正月に実家に帰った際妹が亡き母から受け継いだこの春巻きを再現してくれたので折角なのでレシピに起してみたいと思います。揚げ物はめんどくさいとは思うけど本当においしいので是非お試しください。

 

材料(大体二人前7,8本くらい)

・春巻きの皮…1パック(大体10枚)
 余った分は穴が開いてしまった場合の補修用にでも。

緑豆春雨…100g

・たけのこ…100g

・ひき肉(種類はどれでもいい)…50~100g

・にんにく…2欠片

・しょうが…1欠片

・乾燥しいたけ…15~20g

・しょうゆ、酒…大さじ1

・中華風だし…小さじ1

・ごま油…少々

・小麦粉or片栗粉…適当

・ぽん酢

・ごはん

※注意
・春雨は絶対に緑豆春雨を選ぶ事!マストです。
・具材はまずは増やさないで作ってみてほしい。
 特に食感が変わる固い根菜や風味の強い葉野菜はNG
 それぞれの量は割かし適当でもOK。

・調味関係、調理手順はお好きな感じにアレンジしてOK。

ぽん酢は必須。

 

作り方

以下、とろみをつけない事以外は基本的に一般的な春巻きとほぼ同じです。

  1. 乾燥しいたけを水で戻します。ベストは前日から水につけて冷蔵庫にINだけど、そこまで繊細な料理でもないのでお湯でさっさと戻してもOK。戻し汁は残しておいてください

  2. 緑豆春雨を茹でます。適正時間-1分くらいのちょっと固めがおススメ。
    茹で上がったら大雑把に4~6等分位に切っておく。

  3. たけのこ、にんにく、しょうが、水で戻したしいたけをみじん切りにする。たけのこ、しいたけは粗目でOK。にんにく、しょうがはめんどくさければおろしちゃってもいい。

  4. 3とひき肉を炒める。

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  5. ある程度火が通ったらごま油を追加して、緑豆春雨を投入。春雨が固まってくると思うので、しいたけの戻し汁でほぐしながら更に炒める。

  6. しょうゆ、酒、中華だしで味付け。分量は参考程度で、割と適当でOK。

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  7. 手で触れるまで冷ましたら巻きます。巻き方は普通の春巻きと同じでいいので適当にググってください。

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  8. 揚げます。揚げ方は普通の春巻きと同じでいいので適当にググってください。
    油は良く切ってキッチンペーパーでしっかり吸わせること。

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  9. ぽん酢をたっぷりつけて食べます。その後ご飯を掻き込みます。美味しい!

 

要は具材を限定してとろみをつけない事以外は普通の春巻きと同じです。

食べるとわかるのですが、これはご飯を美味しく掻き込むことに強烈に特化した春巻きになっています。敢えてとろみをつけない事で春雨が毛細管現象によりポン酢をたっぷり吸い上げ、パリッとした皮とプツプツと千切れる緑豆春雨の食感、そして口の中に広がったポン酢の爽やかな味わいを(ベストは少し冷めた)ご飯で胃に流し込むというローテーションは一度味わったら病みつき間違いなし。

相当なデブ養成料理になりうる危険性を孕んでいるので、用法用量にはご注意ください。うちのカーチャンも2,3か月に一回くらいしか作ってくれませんでした。