フル電動バイクを買った話3・走行感想編 【RICHBIT TOP619】

というわけで、晴れて公道走行可能となったTOP619。

走行パワーは1~5の5段階で、平地で走行するとだいたい
10km/hから5km/h刻み位で加速していく印象です。
マックスの5だと50cc原付法定速度の30km/hまでスムーズに加速します。
車道の端を走るのであれば常時5での走行が基本になると思います。
この30km/hという速度、大体ママチャリを頑張って漕いだ位のスピードに感じました。

移動ツールとしては十分で、風を感じて気持ちよく乗り回せます。
通勤通学、近所の買い物程度であれば十分なスピードです。
正直な所、いざまたがってみるまで折り畳み式電動アシスト自転車で良かったんじゃ?という気持ちが拭えなかったんですが、このスロットルを捻るだけで走ってくれる感覚は思った以上の快適性を感じました!
ただしクロスバイクの巡航速度よりは少し遅く、あと10km/h加速しないかな…と感じたのも正直な話。

ちなみに、この速度で走行している時はペダルは全くの無意味です。
踏み込みにかかる「力」はアシストしてくれるものの、ペダルの回転速度は自分の足で賄う必要があるみたいで、小径タイヤで変速機も無いこの機体で30km/h以上出そうとすると、ものすごい勢いでペダルを回す必要があり現実的ではありません。
下り坂以外では基本30km/h以上は出ない物と思っていいと思います。

逆に、上り坂ではこのペダルが結構有効に働いてくれて、電動だけでは15km/h出ない様なキツい登り坂では軽く漕いでやるとスイスイ登っていきます。まあこれは電動アシスト自転車でも同じ事だと思うけど。

そんな感じで大体6~7km走った所で、5メモリあったゲージが4メモリに。
フル充電で40km走るといううたい文句は、まあ嘘ではなさそうです。
とはいえEVの最大の弱点はここで、結局1時間少々走ったらもうカラッケツな訳で普通のスクーターの代わりにするにはあまりにも貧弱すぎます。
また、燃費としては確かに電力は安いんですが、それに加えバッテリが大体300回充電位でヘタレるらしい上、こいつが30000円以上する結構お高い代物なので交換費用を考えるとスクーターより安いとも言えない所。

じゃあスクーターと比べて良いとこはなんだっていうと、やはりその「軽さ」と、そこからくる機動力になるんじゃないかなと思います。
18kgという車重は思った以上に軽く、玄関や庭先まで簡単に運べます。
また、折り畳める個所も比較的多くコンパクトにまとまってくれて、それほど広くないハッチバック車のトランクにも後部座席を倒すことなく積むことが出来ました。
適切なバッグに詰めれば空いてる電車にも乗れると思います。
また、この軽さからくる取り回しの良さもメリットで、乗ると原付、引いて歩くと歩行者の立場を随時切り替えてスムーズな移動が可能です。(特に、歩車分離式や横切る道の交通量が少ない信号に引っかかった時とか超有効)
原付でも出来ない事じゃないんですけど、あっちは80kg前後あるから押して歩くのも割と辛いんですよね。

まあ正直な所をぶっちゃければ、普通に使う分にはスクーターか電動アシスト自転車で良いと思うんですよ。折り畳める電動アシスト自転車も十分選択肢はありますし。

ただ、電気の力だけで走行する新しい移動ツールにロマンを感じて、使い方のビジョンをしっかり描いて買えば、ちゃんとその期待には応えてくれる、そんな感じの一品です。少なくとも買って3日目位の時点では、走行中めっちゃテンション上がってますよ!

 

 

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