雑に読んだ漫画感想「マジャン ~畏村奇聞~」

ヒマだったので全巻無料漫画を雑に漁ってる今日この頃。ちょっと面白い作品を見つけたので感想書いてみます。

今回読んでみたのは「マジャン ~畏村奇聞~」

https://www.sukima.me/book/title/BT0000619064/

 

その名の通り麻雀漫画です。

あらすじ

行方不明の父親の生まれた村、麻上村に引っ越した山里卓次。ふとしたことからさまざまなトラブルに巻き込まれ、「マジャン=麻雀」で身体の一部や大切なものを賭けた勝負に挑んでいく。次々に現れる敵。因習が根強く残る村の謎がマジャン対決を通して徐々に明らかになっていく。

wikipediaより引用)

 

この舞台設定、最初は麻雀漫画にありがちな雑な舞台設定かと思いきや、エログロ取り交ぜて結構しっかり古い因習の残る村の姿を描写出来てて読みごたえがありました。
特におどろおどろしい雰囲気を演出したい時は露骨に藤田和日郎をパクってるんですが、綺麗にパクれているので片手間に読む分にはむしろこれで良しという感想。
ラスボスもきちんと序盤で顔見せしてて、とにかく物語にしっかり筋が通ってる印象があります。

また、ジャンルとしては異能系麻雀に類するモノなんですが、作中で(若干強引ながら)フォローを入れて「トンデモ」にならないギリギリのラインで留まっているのも個人的にはグッド。(哲也で言えば神保やブー大九郎はOK、近藤はNGみたいな)

また、この漫画の大きな特徴として対戦ごとにオリジナルルールが適用されて、かつそれが主人公には明かされてない為「卓のルールを解明する」という工程が挟まれる点があります。
これのおかげで一連の対戦において細かい牌のやりとり部分が適度に薄れて、非常にテンポよく読めました。(純粋に麻雀漫画を読みたい人には必ずしもプラスじゃないかもしれないけど)

基本的には
一旦ヘコまされる
→卓のルールの解明
→相手の能力、弱点の察知
→上記を利用して逆転
を一生繰り返してるんだけど、全11巻位の長さなのでワンパターンに飽きが来る前に完結します。

最後の終わり方(特に村の因習の決着をつける部分)がわりと雑だったのが玉に瑕だったけどなんだかんだで楽しく読み切れたので、暇な人には結構おススメです。

 

雑マンガ感想 次回

 

frofile1p.hatenablog.com