vtuber沼に首まで漬かってしまった話

掲題の通りです。

元々vtuberというコンテンツにまともに触れたのは「バーチャルさんはみている」を流し見してた程度でした。

殆どのメンツを知らないまま見てただけに当然そこまで楽しめず、若干の否定派…というか、まあそんなに長くは持たないだろこのコンテンツとほんの1,2か月前まで思ってたんですが、気がついたら余暇の8割をvtuber鑑賞で過ごすレベルでドップリ沼に引きずり込まれてしまいました。
なんでここまで一気にハマってしまったのか自分でも疑問だったので少し考えてます。

自分に突き刺さった理由は主に2つだと思います。
一つは当然ですがガワ。悲しい事ですが特に視聴するコンテンツにおいては男女に関係なくツラが良い事は大正義で、美人やイケメンは何をやろうがそのまま視聴に耐えうるものになってしまいます。
翻ってvtuberは、(アニメキャラを受け入れられる事は前提として)方向性の違いで好みはあれど、基本的には実在の人間と比べ限りなく欠点の無い完全無欠のツラを持って生れ出てくる訳です。
それでも一昔前までは表情変化という表現における非常に大きな要素が欠落していた為生身と並ぶモノには成りえなかったんですが、live2dだの3Dだのが当たり前になりその弱点もある程度克服された現状、そりゃハマるのも当然でした。

もう一つは、自宅から出来る職業配信者として毎日ほぼ欠かさず(人によっては一日複数回のレベルで)配信をし続ける事かなと感じます。
過去の所謂「生主」ってのは配信感覚もまだらだったりして、たまに面白い配信に出会っても次を待つ程の気力も持てず忘れ去るパターンが多かったんですが、vtuberとして企業の箱に組み込まれ制度化された報酬が得られるようになった結果、きちんとスケジュールを出して毎日配信を行う事が可能になりました。その他諸条件考えても、コンテンツの安定供給という意味では生身で活動する事に比べ相当やりやすい環境にあると思います。

この二つの要素が組み合わさる事が大変危険で、定常配信をしてる事自体は例えばラジオのパーソナリティ何かは同じことをやっているのですが、あちらは顔が見えない以上話の内容がつまらなければつまらんで切り捨てられるんですよね。
それに対してvtuberはツラの良さでブーストされるので、そこそこ面白い内容は爆発的に面白い物に感じられ、つまらない雑談や企画でもそれなりに視聴に耐えうるものになってしまいます。「そこそこ面白い配信」で一度とっかかりを見つけてしまうと、最低でも「視聴には耐えうる内容」が「毎日安定して」供給される為、都合がつく限り見ない理由が無くなり、翌日、翌々日と配信を追いかけているうちにあっと言う間に「日常」に組み込まれてしまい、気が付いた時にはもう自分の生活に居て当たり前の存在になってしまいました。
この感覚に至ったのは、自分の人生の中では他には「おはスタのやまちゃん」位しか心当たりがありません。

ついでに挙げるなら、久々に自分一人で勝手にハマったコンテンツだなあと感じました。最近新しい事に手を出す時は基本的に「みんなやってるから」って言うのが一つの大きな理由になってるんですが、vtuberに関しては完全に自分の判断だけでハマってしまった感を覚えます。

果たして俺の今後の人生や如何に。