7月頭にやり始めた一人温泉旅日記、単発で忘れ去ることなく無事第二回目です。
前回はこちら
予約まで
さて、今回行ったのは夏焼温泉ホテル岡田屋。
この宿ですが、いつもみたいに適当に検索して見つけたという訳では無くて、故あってこの宿の前を通る道(国道153号線)をよく使っており、通り過ぎる度に気にはなっていた宿なんです。ただ、佇まいに大きな魅力を感じなかった所、大手旅行予約サイトで気軽に予約できなかった点等からスルーしていました。
ただ今回は流石にちょっと見過ごせない割引案件を見つけてしまい、初めてトライすることに。
というのも、全国旅行支援がほぼ終了して久しい今日ですが豊田市はとよた宿割という独自の割引サービスを開始したんですね。
この割引が宿泊料の30%引き+2000円分のクーポン券というもの。この宿も長野の県境近くながら一応豊田市内ということで対象となっており、通常一泊二食付き11000円×0.7-2000でタイトル通り実質5700円になるという寸法です。
一泊二食付いて5700円はあまりにも破格すぎる…しかも今回は前回と違って訳アリではありません。フルサービスでこの値段です。流石にこれはチェックしておかねばという事で早速予約を入れてみました。
楽天トラベル等を通した予約と違い、割引を適用するにはSTAY NAVIを使ったクーポン発券作業はありましたが、予約時に丁寧に入力内容を教えて貰え問題なく発券完了。
ちなみにお一人様でも何ら問題なく予約とれました。
現地着
いつも長野に向かう時と同じく、東海環状の豊田松平ICで降りて県道を経由して国道153に入るルートを取ります。153沿いには昼神温泉を代表としていくつか温泉があるのですが、この辺りは名古屋から2時間程度で気軽に行けるのが良いですね。基本下道なので交通費が安く済むのもグッドです。
建物の外観はこんな感じ。まあ一般的な中規模温泉旅館といった感じの佇まいです。個人的にはもう少しこじんまりとして秘湯感のある雰囲気が好きではあるのですが今回は一旦置いておきます。
部屋
恙なくチェックインを済ませ案内された部屋へ向かいますが、部屋のあるフロアはどことなく前回の悪夢を思い出す地下の雰囲気が漂っています。
しかも入口の扉はそれこそ従業員用かはたまた防火扉かと言わんばかりの無骨な代物。
先ほど訳アリではないと書きましたが、このホテル本館と新館があって本館の方が2割位安くはあったんですね。多少古臭いという覚悟はしていたんですがここまで前回を彷彿とさせる雰囲気を感じさせるとは。
多大な不安を抱えながらいざ入室するとそこには…
これだよこれ、と言わんばかりのテンプレ通りの間取りの温泉旅館の一室が広がっていました!
眺望も、川を挟んでのどかな田園風景が広がっていて良い感じ。モミジがたくさん植えられてたので秋に来るとより風情があるかもしれないですね。
壁紙の汚れなど若干の年季は見て取れましたが清掃は行き届いており、居心地のいい部屋で5700円なら素泊まりでも安いと感じるレベル。この時点で一旦今回の旅の成功は確定しました。
冷蔵庫は最初からみっちりドリンクが詰まっており取った分だけ課金される昔ながらのタイプ。最近あんま見ないんですよねこれ。
エアコンはちょっと良さげな奴がついてました。
風呂
そんなこんなで部屋に落ち着いたら早速風呂に向かいます。
中の様子は公式リンクを貼っておきます。広々として居心地の良い檜風呂でした。露天は無し。循環型(源泉かけ流しではない)で、成分も少なめと目を見張るものはないものの、清潔感も開放感もあり、十分気持ちよく入れる温泉でした。
成分表はこんな感じ。
ただ、ここもそうなんですがこの辺の温泉の湯はカタログスペックの割に妙に気持ちよく感じるのは何故だろう。
(余談ですがここからもう少し長野方面に行ったところにひまわりの湯という道の駅併設の温泉があるのですが、そこは本当に個人的おススメの温泉の一つです。)
食事
そしていよいよお待ちかねの食事タイムです。今回は大部屋ではなく使っていない部屋に通されての個室食でした。ちょっとしたVIP感があって良い感じ。
肝心の食事内容はと言えば、最初に先付に小鉢、川魚の刺身に漬物と出てきてから…
銘柄はわからないもののなんかやたら美味しかった肉の陶板焼き
この辺では定番のアユの塩焼き
茶碗蒸し
ダシと薬味の椀が一体化した何やら面白い入れ物で提供されたソバ
天ぷら、煮物、みそ汁
そして〆のデザート!見た瞬間思わず心が躍ってしまうアレが振りかかってます。
料理についても前回に負けず劣らず色々出てきて十分満足出来ました!敢えて言うなら前回の方が料理の質では若干上回ってたかな?と言うところ。
朝食はまあこれと言って特筆するような点もなし。
こちらは明確に前回の方が良い感じだったかな。でも普通に美味しかったです。
総括
大変良かったです。
垢抜けた雰囲気こそ無いものの、部屋、風呂、食事といずれも十分満足行くクオリティで、正直定価の11,000円(休日価格)でもリーズナブルに感じるのに実質5,400円はあまりにも破格。何より前回と違い部屋も十分一般温泉旅館レベルだったのが素晴らしいですね。前回とは違い家族や友人等も誘える宿だと思います。
しかも名古屋から近いんですよねここ。
とよた割が適用されてる間は焼肉でも食いに行こうぜ!程度のノリで本格会席付き温泉旅館が楽しめてしまうので、近場の人にはとてもおススメです。